DNS設定は、ドメインとサーバーを関連付ける作業です。
例えば、ドメイン「example.com」と、IPアドレス「192.0.2.0」を関連付けます。
また、メールアドレス「[email protected]」にメールサーバーを設定します。

Webサイトの公開やメールの送受信には、この設定が必要です。

1.ホーム画面の「ドメイン」>「ドメイン管理」をクリックします。

「ドメイン管理」をクリックの画像

2.管理ドメイン一覧から、設定するドメイン名をクリックします。

3.「DNS設定」をクリックします。

4.edit(編集)」をクリックします。

5.レコード設定画面で設定内容を変更します。

各ボタン機能説明

  1. ローカルファイルをインポートして設定/現在の設定をエクスポートします。
  2. 設定をテンプレートとして保存/保存済のテンプレートをプルダウンから設定します。
  3. レコードの行を追加します。
  4. 各レコードを設定します。
    タイプ レコードの制御タイプをプルダウンで選択します。
    名前 ホスト名を入力します。
    コンテンツ ターゲットとなるコンテンツを入力します。
    TTL DNSのキャッシュ保持期間(秒)を入力します。
    ※通常は変更する必要はありません。
    PRIORITY MXレコードの場合は、メール配送先の優先度を設定します。
  5. 変更後は「保存」をクリックし保存します。

6.「DNSレコードを保存しました」と表示されたら、変更完了です。

DNS設定例

example.com(サブドメイン無し)を、IPアドレス 123.123.123.7 にポイントする タイプ:A
名前:@
コンテンツ:123.123.123.7
www.example.com を、IPアドレス 123.123.123.3 にポイントする タイプ:A
名前:www
コンテンツ:123.123.123.3
*.example.com(ワイルドカード)を、IPアドレス 123.123.123.5 にポイントする
(example.com www2.example.com www3.example.com も IPアドレスは123.123.123.5になります。)
タイプ:A
名前:*
コンテンツ:123.123.123.5
ipv6.example.com を、Pv6アドレス FF01::101 にポイントする タイプ:AAAA
名前:ipv6
コンテンツ:FF01::101
*.star.example.com(ワイルドカード)を、IPアドレス 123.123.123.6 にポイントする
(anything.star.example.com everything.star.example.com も
IPアドレスは123.123.123.6になります。)
タイプ:A
名前:*.star
コンテンツ:123.123.123.6
example.com(123.123.123.2)を ***@example.com のメールサーバー(優先度10)にする タイプ:MX
名前:@
コンテンツ:@
PRIORITY:10
タイプ:a
名前:@
コンテンツ:123.123.123.2
mx1.example.com(123.123.123.1)を ***@example.com のメールサーバー(優先度10)にする タイプ:MX
名前:@
コンテンツ:mx1.example.com.
PRIORITY:10
タイプ:a
名前:mx1
コンテンツ:123.123.123.1
mx2.example.com(123.123.123.2)を ***@example.com のメールサーバー(優先度20)にする タイプ:MX
名前:@
コンテンツ:mx2.example.com.
PRIORITY:20
タイプ:a
名前:mx2
コンテンツ:123.123.123.2
mail.example.com(123.123.123.2)を ***@test.example.com のメールサーバー(優先度10)にする タイプ:MX
名前:mail.example.com.
コンテンツ:test.example.com.
PRIORITY:10
タイプ:a
名前:mail
コンテンツ:123.123.123.2
mx.example.ne.jp(他ドメイン)を ***@example.com のメールサーバー(優先度10)にする タイプ:mx
名前:@
コンテンツ:mx.example.ne.jp.
PRIORITY:10
www3.example.com を www2.example.com のCNAMEエイリアスにする
(www3.example.comのIPアドレスは 123.123.123.4 になります。)
タイプ:CNAME 名前:www3
コンテンツ:www2
※結果は以下と等価
タイプ:A
名前:www3
コンテンツ:123.123.123.4

@(ホスト名なし)をcnameで解決させるのは弊害(メールが使えない等)があるため推奨しません。aliasをお使いください。

example.example.com を www.example.com のCNAMEエイリアスにする
(example.example.comのIPアドレスは www.example.comと同じになります。)
タイプ:CNAME
名前:example
コンテンツ:www.example.com.

FQDNの最後には「 . 」が必要になります。

abc.example.com(サブドメインあり)のNSレコードを ns1.example.com ns2.example.com にする タイプ:NS
名前:abc
コンテンツ:ns1.example.com.
タイプ:NS
名前:abc
コンテンツ:ns2.example.com.
example.com(サブドメイン無し)のTXTレコードを「v=spf1 a:example.com ~all」にする タイプ:TXT
名前:@
コンテンツ:v=spf1 a:example.com ~all
abc.example.com(サブドメインあり)のTXTレコードを「v=spf1 mx ~all」にする タイプ:TXT
名前:abc
コンテンツ:v=spf1 mx ~all
example.com(サブドメイン無し)のTXTレコードを「v=DKIM1; k=rsa; p=MIIBI******」にする タイプ:TXT
名前:default._domainkey
コンテンツ:v=DKIM1; k=rsa; p=MIIBI******

コアV2の場合はx._domainkeyとなります。

abc.example.com(サブドメインあり)のTXTレコードを「v=DKIM1; k=rsa; p=MIIBI******」にする タイプ:TXT
名前:default._domainkey.abc.example.com
コンテンツ:v=DKIM1; k=rsa; p=MIIBI******

コアV2の場合はx._domainkeyとなります。

example.comのTXTレコードを「v=DMARC1; p=none;」にする タイプ:TXT
名前:_dmarc
コンテンツ:v=DMARC1; p=none;

DMARCポリシーにはreject、quarantine、noneの3パターンがあります。

_smtp._tcp.example.comのSRVレコードを「Priority 1」「Weight 2」「Port 25」「Target server1.example.com」にする タイプ:SRV
名前:_smtp._tcp
コンテンツ:1 2 25 server1.example.com.
_ftp._tcp.example.comのSRVレコードを「Priority 0」「Weight 0」「Port 21」「Target server2.example.com」にする タイプ:SRV
名前:_ftp._tcp
コンテンツ:0 0 21 server2.example.com.
example.comのCAAレコードを「0 issue "globalsign.com"」にする タイプ:CAA
名前:@
コンテンツ:0 issue "globalsign.com"
ALIASレコードを使い、example.comのAレコードを「www.example.com」と同じにする タイプ:ALIAS
名前:@
コンテンツ:www

aliasは名前解決が遅くなりますので通常は「A」をお薦めします。

ALIASレコードを使い、abc.example.comのAレコードを「www.example.com」と同じにする タイプ:ALIAS
名前:abc
コンテンツ:www.example.com.

FQDNの最後には「 . 」が必要になります。 aliasは名前解決が遅くなりますので通常は「CNAME」をお薦めします。